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2005.04.12

池上永一『ぼくのキャノン』読了 (4/12)

多分、今の日本で一番「物語を語れる」作者の池上永一氏の『ぼくのキャノン』、読了。っていうか、池上永一さんのファンで本は全冊持っているのに、…旅先の久茂地の「りうぼう」の中の本屋や石垣島でも買ったので同じ本を何冊も持っている…、2003年12月発行のこの本をやっと今頃出ていることに気がつくなんて… orz

以下、思いつきで書くと

  • 『バガージマヌパナス』や『風車祭』などの従来の作品にくらべて「ウチナー口」がほとんどないです。多分、「ウチナー口」を減らして「標準語」を使うことにより、より多くの「ナイチャー」の読者に伝えたいことがあったのではないでしょうか。
  • と、いつもと違って襟を正したような印象の本書ですが、「ほら話」の大風呂敷を後のことを(ストーリーも?)考えずに膨らませるだけ膨らませてしまう楽しいところはいつもと同じです。
  • 類型的な「敵対味方」ではなく、どんどん話が膨らんで敵味方入り乱れての「三つ巴」の「チャンプルー」状態になってしまうところが、この作者のいいところ。
  • ただ、「落ち」は読めてしまったのが本作ではイマイチ…。
  • 設定が「宮崎駿」のアニメ(ラピュータなど?)を連想させるのがいいのか悪いのか。

ま、一番の不満は「ウチナー口が少ない」!?ということでしょうか(爆)

個人的にはふだんの出来よりも「イマイチ」ですが、それでもこれだけ楽しく読めてしまうのは作者の実力でしょうね。ああ、早く次の作品が読みたい!

Amazon.co.jp: 本: ぼくのキャノン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163224300/

 

Amazon.co.jp: 本: バガージマヌパナス―わが島のはなし
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167615010

Amazon.co.jp: 本: 風車祭(カジマヤー)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167615029

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